持っているライセンスを、働かせる。
Microsoft純正の検査・監視機能を、入れて・回す
最初に、こちらに不利なことを申し上げます。本格的にやるなら、Microsoft純正の検査・監視機能がいちばん良いです。作っているのがMicrosoft自身なので、当然です。 ただし上位ライセンスや Unified Support 契約が前提になるので、払えない組織も多い。だから、えびすだは両方やります。
純正のほうが良いことを、隠しません。
正直な使い分け。
「どちらが優れているか」ではなく、御社が今どの状態かで決まります。
えびすだの簡易診断が向く場合
- 上位ライセンスを持っていない/買う予定がない
- まず「今どうなっているか」を1回だけ知りたい
- 製品を入れる前に、投資すべきかどうかを判断したい
- ドメインコントローラーに何もインストールしたくない
- 審査やNDAの手続きを待たずに、今週中に結果が欲しい
Microsoft純正が向く場合
- すでに上位ライセンスを持っている(使っていなくても)
- 1回きりではなく継続的に監視したい
- 攻撃の検知まで含めて必要(簡易診断では届きません)
- 監査や取引先に対して、「製品で担保している」と言う必要がある
- グループ全体・多拠点で、同じ基準で見たい
そして、いちばん多いのは3つ目の状態です。
上位ライセンスを買っているのに、その中の機能を使っていない。
Microsoft 365 E5 を全社に配っているのに、そこに含まれている検査・監視の機能が有効になっていない——これは珍しいことではなく、むしろ普通に起きています。導入プロジェクトはメール・Teams・ファイル共有までで終わり、セキュリティ側の機能まで手が回らないまま、次の案件が始まってしまうからです。
この場合、新しく買うものは何もありません。やるのは棚卸しと、有効化と、鳴りっぱなしにならないための調整だけです。
扱う純正機能と、必要なもの。
「何を使うと、何が要るのか」が分かりにくいのが、この領域の一番の壁です。先に整理しておきます。
Microsoft Defender for Identity
ドメインコントローラー等にセンサーを入れて、Active Directory/Entra ID に対する攻撃と、危険な構成を継続的に検知します。この領域の本命です。
必要: EMS E5/Microsoft 365 E5/同 E5 セキュリティ/F5 セキュリティ+コンプライアンス/スタンドアロンのいずれか
Microsoft Entra ID Protection
サインインとユーザーのリスク検出、リスクに応じた自動対応。条件付きアクセスと組み合わせて効きます。
必要: Microsoft Entra ID P2 相当
Microsoft Defender for Cloud
Azure 環境の構成の弱点と推奨事項。基礎的な部分は追加費用なしで使え、掘り下げる部分が有料プランです。
必要: 基礎部分は追加費用なし/上位プランは従量課金
Microsoft Secure Score
Microsoft 365 の設定の推奨と点数化。すでにお使いのテナントで、今すぐ見られます。
必要: Microsoft 365 に付属(追加費用なし)
On-Demand Assessment(Services Hub)
Microsoft自身によるActive Directory アセスメント/AD セキュリティ アセスメント等。網羅性と権威性では、これが最上位です。
必要: Microsoft Unified Support 契約+Azureサブスクリプションの連携。ここが「高い」の中身です
Azure Advisor / Cost Management
Azure の推奨事項とコストの可視化。追加費用なしで使えるのに、見られていないことが多い機能です。
必要: 追加費用なし(→Azureコスト削減と併せて)
⚠️ ライセンスの要件も、製品の名前も変わります。上記は2026年8月時点で公開情報を確認した内容です。実際の適用は、必ず御社の契約内容を現物で確認したうえでお伝えします。「たぶん入っています」で話を進めることはしません。
お引き受けする3つの形。
ライセンスの棚卸し
いま何を買っていて、そのうち何を使っていないかを一覧にします。使っていない機能について「入れるべきか/入れなくてよいか」まで判断を添えます。ここで「何も足す必要がない」という結論になることもあります。
導入と初期チューニング
入れて終わりにはしません。誤検知を減らし、鳴りっぱなしにならない状態まで持っていきます。ここをやらないと、アラートは1か月で無視されるようになります。
🔒 お約束すること
- 新しく買わせません。まず、持っているもので足りるかを確認します
- 製品の販売代理はしていないので、売ることによる利益がありません。だから中立に言えます
- 「純正を入れたほうがいい」と判断したら、そう言います。その結果、簡易診断のご依頼が消えても構いません
- 逆に、ライセンスに見合わない規模なら「要りません」と申し上げます
- 導入後は御社が自分で回せる形を目指します。運用を抱え込みません
料金(仮)
- 契約内容と実際の有効化状況を突き合わせ
- 使っていない機能の一覧と、要否の判断
- 優先順位つきの実行計画
- オンライン報告会 60分
- 目安期間: 2〜3週間
- 対象の製品数・ドメイン構成・拠点数で変わります
- 設計 → 展開 → 誤検知の調整まで
- 手順と設定値を文書でお渡しします
- 棚卸しから続けてご依頼の場合は、その分を差し引きます
- 月次レビューと報告
- アラートの一次切り分けと優先順位づけ
- 設定の見直し提案
- 上位プランでは設定変更の作業までお引き受け
- 24時間365日の当番体制は組んでいません(営業日の対応です)
- いつでも解約可。月額は対象人数で変わります
100名を超える組織や、対象製品が多く監視を厚く回す必要がある場合は、個別のお見積りとします。
💡 ライセンスそのものの費用は含みません。Microsoftへのお支払いは御社から直接お願いします(こちらを経由させると、中立に「要りません」と言えなくなるためです)。上記はすべて仮の想定価格(税別)です。
進め方
よくいただく質問
結局、簡易診断と純正のどちらを買えばいいですか?
持っていない場合は、まず簡易診断で現状を見てから、ライセンス投資に見合う状態かどうかを判断されるのが良いと思います。診断の結果「思ったより健全だった」なら、投資しないという判断も立派な結論です。
Unified Support は高いと聞きます。入るべきですか?
すでに加入されている場合は話が別で、「もう払っているのに使っていない」典型例なので、真っ先に使うことをおすすめします。
Microsoftのパートナーではないのですか?
販売による利益がないので、「要りません」と言うことに何のためらいもありません。それがこの商品の一番の価値だと思っています。
導入したあと、運用は必ずお願いしないといけませんか?
見続けるところをお引き受けするのは、「見る人がどうしても確保できない」場合の選択肢としてで、その場合は顧問契約でご一緒します。そして途中でお返しすることもできます——引き継げる形で運用するのが前提です。
24時間の監視や、インシデント対応はできますか?
常時監視が必要な規模であれば、それを専業にしている事業者をご紹介するほうが誠実だと考えています。えびすだがお引き受けするのは、営業日の中でのレビューと切り分けまでです。