🚧 このページは 構想段階のドラフト です。掲載している数値は実測値ですが、サービス内容は正式に確定したものではありません。
えびすだ / 事例集 / YouTubeショート自動生成
CASE 01 / 自社での実践記録

AIが動画を切り出し、
AI自身が出来を採点して作り直す。
それを、4日目には動かしていました。

YouTubeに250本以上の動画が溜まっていました。この中には、切り出せば単体で成立する「おいしい30秒」が確実に埋まっている。でも人間が全部見返して探すのは、現実的ではありません。ならば、AIに探させればいい。思いついたので、作りました。趣味です。

27日
実際に手を動かした日数
4日目
最初の自動公開
978本
AIが生成した候補
73本
審査を通過して公開
01 / 進め方

まず動かす。
品質は、動かしながら上げる。

始めた日に最初に書いたのは、たった3つの部品でした。「動画を切る」「縦型にする」「YouTubeに上げる」。それだけです。品質チェックも、映像解析も、学習機能もありません。

そして4日目には、最初のショート動画が公開されていました。

出来は、正直よくありませんでした。話の途中でぶつ切りになる。オチのない30秒が世に出る。——それでいい、と考えました。動いているものを見ないと、何が足りないか分からないからです。

そこから、AIが吐き出すものを眺めながら、足りない部品を継ぎ足していきました。

  • 1日目
    着手。「切る・縦にする・上げる」の3部品だけ
  • 4日目
    最初のショートが自動公開される
  • 6日目
    「盛り上がっている箇所」を音と映像から探す部品を追加
  • — しばらく、放っておく —
  • 51日目
    AIに出来を採点させる品質ゲートを追加
  • 52日目
    落ちたクリップをAIが作り直すループを追加
  • 58日目
    切れ目が文の途中にならないよう調整する部品を追加
  • — また、放っておく —
  • 80日目
    公開後の実績を回収し、次の選定に学習させる部品を追加

間が空いているのは、そういう進め方だからです

日付が飛んでいることに気づかれたと思います。毎日作業していたわけではありません。実際に手を動かした日は、全体で のべ27日 です。

やっていたのは、こういうサイクルです。

1AIに作らせる言葉で指示を出すだけ。設計書は書かない
2しばらく放っておく自動で動き続ける。何日も触らない
3出てきたものを見るダメな出力が、次に何が要るかを教えてくれる
4次の一手を考えるそしてまた1に戻る

そして、1の「AIに作らせる」も、腰を据えてじっくり取り組んでいるわけではありません。「こういう部品が要るな」と思ったら、言葉でパパッと指示を出して作ってもらう——その程度の軽さです。仕様書を書き、設計を固め、それから実装する、という進め方はしていません。

先に完璧な設計図を描いていたら、たぶんまだ公開できていません。作らせる → 放っておく → 見る → 次を考える。この回し方だから、片手間の のべ27日 で形になりました。重い工程がどこにも無いのが、この進め方の要点です。

02 / 成果物

実際の成果物を、見てください。

以下はすべて、私が一切手を触れていない、AIが自動で作って自動で投稿したものです。

9分37秒の動画から、AIが「この31秒」を抜き出しました

元動画(本編)

Claude Codeを5時間放置|AIに自律でインフラを作らせる時代

9分37秒の解説動画。この中からAIは、開始7.4秒〜38.9秒の 31秒間 を選び出しました。
AIが選んだのは、この位置
0:009:37

動画全体の 5.5%。残り94.5%は「使わない」とAIが判断しました。人間がこれを毎回探すのは、現実的ではありません。

AIが自動生成したショート

Claude Codeが4時間55分動きっぱなし

2,585回再生 / 平均視聴 30.0秒(31秒の動画)/ 視聴維持率 99.9%

AIがこの区間を選んだ理由は、「ここ、4時間55分動きっぱなしです」 という一言を、動画全体で最もインパクトのある発言(100点満点で98点)と判定したからです。

タイトルもAIが付けています。「Claude Codeが4時間55分動きっぱなし」——数字を残し、状況の異常さだけを切り取ったタイトルです。私は何も指示していません。

31秒の動画が、平均30.0秒見られています。見た人のほぼ全員が、最後まで見たということです。

他の自動生成例

AIが付けたタイトルAIが抜き出した一言再生
AIが“バカになる”原因はこれだった!「急にバカになった?それ、コンテキストが腐敗してます」1,825
必要な時だけ自動で読み込ませる裏ワザ「全部書くんじゃなくて、必要な時だけ自動で読み込ませる仕組みがあるんですよ」1,828
AIはLinuxのほうが得意だった「Linuxの道具の方が、よくAIが知ってるんですよ」1,947

どれも、元は数十分の解説動画です。その中から「単体で成立する一言」を探し当てて切り出す作業を、AIが全部やっています。

AIが選んだ切り出しは、実際に「見られて」いました

70本の実測値です。

自動生成ショート 70本私が作った通常動画 256本
視聴維持率(再生数で加重)62.4%30.5%
視聴維持率(中央値)52.7%
平均視聴時間32.5秒

AIが切り出したショートの方が、私が時間をかけて作った本編より、最後まで見られていました。「AIが適当に切っただけでしょ」ではありません。動画作品としては、明確に成功していたというのが、数字が示していることです。

03 / 仕組み

中で、何をしているのか。

難しい話は省いて、流れだけ説明します。

STEP 1

どこを切るか探す

音声を文字に起こし、AIに「単体で聞いても意味が通り、人を惹きつける発言」を候補として挙げさせ、点数を付けさせます。同時に(音量の起伏=盛り上がり)と映像(コマを抜き出して「見て面白い画か」をAIが採点)からも別々に採点。文字・音・映像の3方向すべての評価が高い区間だけを選びます。

STEP 2

切って、整える

選んだ区間を切り出します。このとき切れ目が文の途中に来ないよう、文の切れ目に吸着させます。「〜なんですけ」で終わる動画にならないための処理です。さらに横長の画面を縦型に変換。単純に中央を切ると話者が画面外に出るので、話者の位置を追いかけながら切り取ります。

STEP 3

AIが自分の作品を採点する

できあがったクリップを別のAIに見せて採点させます。「前後の文脈を知らない人が見て意味が通るか」「オチはあるか」を評価し、基準に満たないものは不合格に。そして不合格になったものは捨てません。AIがもう一度、切る位置を変えて作り直します。そしてまた採点にかける。

STEP 4

投稿して、結果から学ぶ

合格したものだけを自動でYouTubeへ投稿。公開後は再生数などの実績を自動で回収し、「どういう切り出し方が伸びたか」を次回の選定基準に反映させます。回せば回すほど選定が賢くなる設計です。

素材にした過去動画196本
システムが生成した候補978本
そのうち実際に公開されたもの73本

978本作って、公開したのは73本。システムは自分の作品の92.5%を、自分で没にしました。これは不具合ではなく、設計通りです。AIに何かを作らせるとき、本当に難しいのは「作らせること」ではありません。作ったものの出来を判定して、ダメなものを世に出さないことです。ここに一番時間をかけました。

04 / 判断

そして、数字を見て撤退しました。

3ヶ月間、私はほぼ何もしていません。朝起きるとショートが公開されている。累計 69,906回 再生され、視聴維持率は本編を上回りました。技術的には、狙い通りに動きました。

だからこそ、次の数字が効きます。

私のYouTubeチャンネルの目的は、再生数を稼ぐことではありません。「この人に相談したい」と思ってくれる人と出会うことです。だから、そこを測りました。

累計再生増えた登録者1,000再生あたり
通常動画 256本約127万回9,573人7.51人
ショート 70本約7.0万回15人0.21人

約35倍の差でした。

70,000回再生され、最後まで見てもらえて、それでも増えた登録者は15人。その再生のほとんどは、誰も登録せず、誰も本編を見に来ず、気持ちよく見て通り過ぎていくものでした。

「よくできている」ことと「意味がある」ことは、まったく別でした。止めた後、チャンネル全体の1日あたり再生数は約2,400回から約1,200回へ、半分に落ちています。見た目の数字は確実に悪化しました。それでも止めました。続ける理由が、データの中に見つからなかったからです。

止めない理由なら作れました。「もう少し続ければ伸びるかも」「せっかく作ったのだから」——たいていのプロジェクトは、この2つで死なずに生き延びます。しかし効果が35分の1なら、同じ手間は本編に使うべきです。

作れることと、やる価値があることは、別の話です。

05 / 本題

なぜ、この失敗を載せているのか。

当たるかどうかは、やってみないと分かりません。どんなに賢い人が会議室で議論しても、市場が反応するかは出してみるまで分からない。これは、経験を積むほど確信が強くなります。

極限まで速く作って、出して、反応を見る。ダメなら素早く畳む。それを何十回も繰り返す。打席に立たなければ、ヒットは絶対に出ません。逆に、1回あたりのコストを十分に小さくできるなら、打席数を増やすほど当たる確率は上がります。

これまで、この戦略が取れなかったのは、1回の打席が高すぎたからです。企画して、見積もって、開発して、テストして——半年と数百万円。それだけ賭けたら、外れても引き返せません。「せっかく作ったのだから」と、死んだ企画を延命させることになります。

AIが、この前提を壊しました。

今回、私はのべ27日で仕組みを組み上げ、4日目には市場に出し、3ヶ月で「これは違う」という答えを得ました。これが1打席のコストです。この価格なら、何度でも振れます。

私がお売りしているのは、この打席を、あなたの会社で回す能力です。

06 / ご提供

あなたの会社で、これをやります。

「うちのあれ、こういう風にできないかな」

そう思いついたまま、何年も経っているアイデアはありませんか。発想は浮かぶ。でもそれをAIに作らせる部分ができない。だから止まっている。そこを、私にお任せください。

いまはAIの時代です。かつて数人のチームで数ヶ月かかった仕組みが、AIに何をどう作らせるかを設計できる人間が一人いれば、はるかに短い時間で形になります。

形にすると、3つのうちどれかが起きます

1

成果が出る

狙い通りに効果が出れば、それが一番です。

2

成果が出ないと、早く分かる

今回の私のように。これは損失ではなく回収です。頭の中で3年間「やってみたいな」と思い続けるより、3ヶ月で答えが出る方がはるかに価値がある。そして次の打席に立てます。

3

成果に関わらず、手間が減る

仕組み化そのものが作業時間を削ります。効果測定の結果がどうであれ、自動化された分の労力は戻ってきません。

判断まで付き合います

作って納めて終わりにはしません。

今回私が自分に対してやったことを、あなたの案件でもやります。動かして、数字を測って、続けるか止めるかを一緒に判断する。止めるべきものを止められない業者に、私はなりません。自分が作ったものを、自分で止められる人間だからです。

得意な土俵

Microsoftプラットフォーム。

最も力を発揮できるのは Microsoft 365 と Azure を基盤にした構築です。Microsoft MVPを14年連続で受賞し、20年以上この領域を専門にしてきました。すでにお使いの環境に、追加投資を最小限にして仕組みを載せられます。もちろん今回のシステムのように、Microsoft以外の技術が適している場面ならそちらで作ります。道具は目的に合わせて選ぶものです。

この記事の数値について:視聴維持率・登録者数は YouTube Analytics API の実測値(2026年7月時点)。維持率はショート特有のループ再生で単純平均が歪むため、再生数で加重した値と中央値を併記しています。開発日数はソースコードの変更履歴から、実際に作業した日を数えたものです。

「こんなこと、できませんか」

その一言から始めてください。実現方法が見えていなくても構いません。それを考えるのが、私の仕事です。