えびすだ事例集HCCJPサイト移行
CASE 03 / クラウド・コスト最適化

HCCJPサイトの配信固定費を、
0円へ。

更新頻度の低いコミュニティサイトに、Web App、MySQL、App Service Plan、Container Registryを維持し続ける必要があるのか。既存コンテンツとURLを保ちながら静的サイトへ移し、Web配信部分をCloudflare Pagesの無料枠へ切り替えました。

93件移行したWordPress投稿
107ページ生成HTMLを全件検査
4リソースAzureの課金対象を廃止
0円Web配信部分の固定費
01 / 課題

「動いているから残す」が、固定費を作る。

HCCJPのサイトはWordPressで動いていました。柔軟な一方で、Webアプリ、データベース、実行プラン、コンテナレジストリを維持する構成です。イベント案内と過去記事の閲覧が中心なら、アクセスのたびにサーバー側でページを作る必要はありません。

ただし、安くするために過去記事、画像、既存URL、独自ドメイン、Microsoft 365用DNSを壊しては意味がありません。そこで、先に現行サイトの完全な静的ミラーを作り、並行稼働で検証してから切り替えました。

02 / 移行

作る、比べる、切り替える、止める。

STEP 1

現行サイトを収集

投稿93件、固定ページ6件、画像、connpass第71〜75回を取得。

STEP 2

静的HTMLを生成

旧URL、イベント一覧、サイトマップ、Atom、404も再現。

STEP 3

全件検査

107ページの内部リンクとローカル画像、PC・スマホ表示を確認。

STEP 4

wwwを切り替え

TLS証明書と複数DNSからの新CNAME、HTTP 200を確認。

STEP 5

旧環境を廃止

停止後も本番正常を確認してから課金対象4リソースを削除。

03 / 結果

安くしただけではなく、運用対象も減らした。

項目結果
コンテンツ投稿93件、固定ページ6件、記事・イベント画像をローカル保存
検証Pythonテスト8件、カバレッジ87%、Ruff、Bandit、CSP/HSTSを確認
独自ドメインwww.hccjp.orgをCloudflare Pagesへ切り替え、TLS active・HTTP 200
Microsoft 365MX、TXT、SRVを再確認し、Teams等の既存レコードを維持
廃止Web App、MySQL Flexible Server、App Service Plan、ACRを削除
最安構成ではなく、用途に合う構成へ。

更新の仕組みや管理画面が必要ならWordPressが正解です。今回は、サイトの使われ方を見直した結果、静的配信が適していました。

2026年7月30日の移行記録に基づきます。「0円」はCloudflare Pages無料枠によるWeb配信部分です。ドメイン更新、Azure DNS、保護のため残したStorage等は別です。

その固定費、本当に必要ですか?

止めてよいもの、残すべきデータ、DNSやメールへの影響を確認してから整理します。