えびすだ事例集AI Ops基盤
CASE 02 / 自社での実運用

DiscordからAIを動かし、
障害対応まで回す。

AIに単発で質問するだけでは、業務は回りません。依頼を受け、必要な情報へアクセスし、複数の作業を並行し、失敗を監視する実行基盤が必要です。そこで、CCDBと独自Schedulerを作り、日常業務そのものをAIと回しています。

毎日2回BotのエラーログをAIが確認
毎時連続失敗を別系統で監視
2,004回7日間のAgent Loop実行
100%同期間のLoop成功率
01 / 課題

AIを使うことと、AIで業務を回すことは違う。

チャット画面に毎回同じ説明を書き、結果をコピーし、人が次の処理を起動する。それでは、AIを使っていても仕事の流れは人間の手作業のままです。

必要だったのは、人間が普段使うDiscordを入口にしながら、AIがファイル、Git、API、テスト、デプロイ結果へ安全に到達できる仕組みでした。さらに、複数のAIが同じファイルを触らないための調整や、失敗したAIを外側から監視する仕組みも要ります。

目指したのは「AIチャット」ではなく「AIの実行基盤」です。

依頼、実行、記録、監視、修正を一本の運用としてつなげました。

02 / 仕組み

会話から、修正PRまで。

STEP 1

Discordで依頼

人間は普段の言葉で相談。専用管理画面を覚えません。

STEP 2

CCDBが実行

Claude Code/Codexを選び、会話と権限を保って処理します。

STEP 3

Schedulerが監視

定刻、ポーリング、失敗回数など用途に合う方式で起動します。

STEP 4

AIが調査・修正

ログとコードを読み、隔離したworktreeで変更してテストします。

STEP 5

PRとCIで確認

変更履歴を残し、テストを通してから反映します。

03 / 実際に起きたこと

監視AIが、繰り返す起動失敗を見つけた。

2026年7月、外部スキルの設定不足によってAIの起動が繰り返し失敗していました。Bot本体は動いていたため、サービス全体の死活監視だけでは見逃す種類の問題です。

定期監視が直近12時間のログから異常を検出し、原因をYAML frontmatterの不足まで切り分けました。その後、修正、validatorによる確認、パッケージ再生成、Issue/PR、実配置での再検証まで実施。Bot/APIは対応中もhealth 200を維持しました。

監視実際の運用
Botエラーログ毎日0時・12時。対応不要な一時障害と、繰り返す実装不良を分類
Scheduler自己診断毎日7時30分。ジョブ定義、スケジュール、スクリプト、最新ログを検査
連続失敗毎時。24時間で3回以上連続失敗したジョブを別系統から検知
品質ゲートworktreeで隔離し、対象テスト、全体テスト、PR、CIを経て変更
AIにも、監視と権限境界が必要です。

何でも自動変更させるのではなく、無視してよいエラー、AIが直せる範囲、人間が承認すべき変更を分けています。

04 / 相談できること

この仕組みを、そのまま売る必要はありません。

01

実行基盤の設計

社内で使えるAI、API、データ、権限、監査の条件を整理します。

02

定型業務の自動化

基盤がなくても、決まった入力と出力があれば一つのシステムとして作れます。

03

AI Opsの導入

監視結果の要約、原因調査、修正案、テスト、承認フローを段階的につなぎます。

記録は2026年7月29日までのCCDB、Scheduler、Agent Loop Runtimeの自社運用ログに基づきます。2,004回・100%は2026年7月26日に実施した直近7日間の週次レビュー値です。

AIで、どこまで任せられるか。

現在の業務、利用できる環境、APIとAIの許可範囲から一緒に整理します。